普及版 字通 「諦(漢字)」の読み・字形・画数・意味
諦
常用漢字 16画
(旧字)
16画
[字訓] あきらか・つまびらか・まこと
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(帝)(てい)。〔説文〕三上に「審(つまび)らかにするなり」とあって、諦審の意。仏教では「諦観(たいかん)」のようによむ。
[訓義]
1. あきらか、あきらかにする。
2. つまびらか、つまびらかにする。
3. まこと。
4. と通じ、なく。
5. 国語では、あきらめる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕諦 アキラカニ・ツマビラカナリ・マコト 〔立〕諦 サダカ・アキラカ
[語系]
諦・dyiは同声。tyiは声近く、〔説文〕に「は諦(あき)らかにするなり」「は諦祭なり」のように通用の関係があるとする。ただ諦審の意は・dyeと通用の義で、(てい)は理、(てい)十二下には「諦なり」とあって、声義の関係がある。
[熟語]
諦号▶・諦思▶・諦視▶・諦▶・諦伺▶・諦聴▶・諦当▶・諦認▶・諦料▶
[下接語]
安諦・空諦・掲諦・見諦・三諦・信諦・真諦・審諦・聖諦・瞻諦・俗諦・妙諦・明諦・滅諦・要諦
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報