資源循環型住宅(読み)しげんじゅんかんがたじゅうたく

知恵蔵 「資源循環型住宅」の解説

資源循環型住宅

建物の解体現場から排出される大量の廃棄物を、可能な限り住宅産業の中で再資源化しようという考え方。建設段階での材料や構法の選択、既存建物の解体工法分別・回収方法などの技術課題があり、2000年度から経済産業省の「資源循環型住宅技術開発プロジェクト」で、取り組みが始まった。また02年5月に施行された建設リサイクル法が、各所での取り組みに拍車をかけている。民家の解体現場から出る古材の再利用なども、この概念に含まれる。

(松村秀一 東京大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android