近衛の府(読み)ちかきまもりのつかさ

精選版 日本国語大辞典 「近衛の府」の意味・読み・例文・類語

ちかきまもり【近衛】 の 府(つかさ)

平安時代六衛府一つ左右近衛府総称。宮中警固の武官の府。このえ。こんえ。近衛府
※宇津保(970‐999頃)国譲下「『右のちかきまもりのつかさのかみ、藤原の仲忠』と申し給ふ声」

こんえ【近衛】 の 府(つかさ)

※宇津保(970‐999頃)蔵開上「左右こんゑのつかさのがく所どももあり」

このえ【近衛】 の 府(つかさ)

※栄花(1028‐92頃)初花近衛のつかさ、いとつきづきしき姿して、事ども行ふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android