送窮(読み)そうきゆう

普及版 字通 「送窮」の読み・字形・画数・意味

【送窮】そうきゆう

貧乏神を送り出す。〔天中記〕池陽の風俗、正二十九日を以て窮九と爲し、屋室塵穢(ぢんあい)を除し、之れを水中に投ず。之れを窮と謂ふ。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の送窮の言及

【貧乏神】より

…また大阪地方の金持ちの家には〈貧乏神送り〉といって毎月晦日に焼きみそを二つ作って家中をもってまわって災厄をつけたあと川に流す風習もあったという。中国にもかつては〈送窮〉とか〈送窮鬼〉といい,大晦日や正月晦日などに家の中の貧乏神を送り出し,福禄の神を迎えて一年の幸福と安寧を祈る行事があった。唐代の《四時宝鑑》には〈高陽氏の子,好んで弊を衣(き),糜(かゆ)を食す。…

※「送窮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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