酌例(読み)しゃくれい

精選版 日本国語大辞典 「酌例」の意味・読み・例文・類語

しゃく‐れい【酌例】

〘名〙 別の点ではまったく異なる二つ事物について、二物に共通する性質に基づいて比較しながら、一つの事物にあることが他の事物にもあると推理すること。たとえば、石の大小という性質に基づいて比較しながら、心の大小を推理すること。比論
明六雑誌‐一六号(1874)愛敵論〈西周〉「今酌例に拠て之を明さば天の大風あり大雨あり陰(いんえい)あるが如し」

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