鉢鉢(読み)ハッチハッチ

デジタル大辞泉 「鉢鉢」の意味・読み・例文・類語

はっち‐はっち【鉢】

[感]はちはち(鉢鉢)」の音変化。
托鉢たくはつ道心者、―と門に立つ」〈浄・堀川波鼓

はち‐はち【鉢鉢】

[感]托鉢たくはつ僧が、門前に立って物乞ものごいをするときに発する語。はっちはっち。
御存じ坊主―」〈浮・椀久一世〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鉢鉢」の意味・読み・例文・類語

はち‐はち【鉢鉢】

感動托鉢の僧が門口に立って施物を乞う時にいう語。
※浮世草子・椀久一世(1685)下「御ぞんじの坊主はちはち浮世じゃなはちはち昔じゃなはちはち」

はっち‐はっち【鉢鉢】

〘感動〙 「はちはち(鉢鉢)」の変化した語。
※虎明本狂言・悪坊(室町末‐近世初)「あんぎゃのそうにはちをひらき申、はっちはっち」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android