鉢鉢(読み)ハッチハッチ

デジタル大辞泉 「鉢鉢」の意味・読み・例文・類語

はっち‐はっち【鉢】

[感]はちはち(鉢鉢)」の音変化。
托鉢たくはつ道心者、―と門に立つ」〈浄・堀川波鼓

はち‐はち【鉢鉢】

[感]托鉢たくはつ僧が、門前に立って物乞ものごいをするときに発する語。はっちはっち。
御存じ坊主―」〈浮・椀久一世〉

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精選版 日本国語大辞典 「鉢鉢」の意味・読み・例文・類語

はち‐はち【鉢鉢】

  1. 〘 感動詞 〙 托鉢の僧が門口に立って施物を乞う時にいう語。
    1. [初出の実例]「御ぞんじの坊主はちはち浮世じゃなはちはち昔じゃなはちはち」(出典:浮世草子・椀久一世(1685)下)

はっち‐はっち【鉢鉢】

  1. 〘 感動詞 〙 「はちはち(鉢鉢)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「あんぎゃのそうにはちをひらき申、はっちはっち」(出典:虎明本狂言・悪坊(室町末‐近世初))

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