道心者(読み)ドウシンジャ

デジタル大辞泉 「道心者」の意味・読み・例文・類語

どうしん‐じゃ〔ダウシン‐〕【道心者】

仏道に帰依した人。
「年ごろきはめたる―にぞおはしける」〈大鏡伊尹
道心坊2」に同じ。
傾城狂ひを必ずとまるべし。やめずは…―になるべき」〈浮・椀久一世〉

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精選版 日本国語大辞典 「道心者」の意味・読み・例文・類語

どうしん‐じゃダウシン‥【道心者】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仏門に帰依した者。仏道修行者。また、出家。僧。
    1. [初出の実例]「只被用於世之人中殊以道心者可令知行」(出典:小右記‐寛弘二年(1005)一〇月一九日)
  3. 物乞いをして歩く僧。乞食(こじき)僧。道心坊。
    1. [初出の実例]「傾城ぐるひを必ずとまるべし。やめずは末々絵莚折(えむしろおり)か道心者になるべき」(出典:浮世草子・椀久一世(1685)上)

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