闇相場(読み)ヤミソウバ

デジタル大辞泉 「闇相場」の意味・読み・例文・類語

やみ‐そうば〔‐サウば〕【闇相場】

定められた販路によらず、ひそかに売買するときの価格闇取引相場

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精選版 日本国語大辞典 「闇相場」の意味・読み・例文・類語

やみ‐そうば ‥サウば【闇相場】

〘名〙
① きめられた販路によらないで、ひそかに取引される場合の価格。闇取引の相場。闇値。闇(やみ)
断腸亭日乗永井荷風〉昭和二〇年(1945)一月二一日「配給米 五分搗麦入り 一升闇相場十五円なりと云」
② 取引市場で、立会がない時に個々の間で行なう取引。また、取引市場で取り扱っていない株の売買などで生じる相場。
※金(1926)〈宮嶋資夫〉四「町の隅、現物店の店同志で行なわれる闇相場(ヤミサウバ)は、凄じい惨落の値を告げる」

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