雨催（読み）アメモヨ

デジタル大辞泉

あめ‐もよ【雨^▽催】

雨の降っている時。あまもよ。
「山の程も―にいと恐ろしげなれど」〈源・椎本〉

あま‐もよ【雨^▽催】

「あめもよ」に同じ。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

あま‐もよい ‥もよひ【雨催】

〘名〙 雨が降りそうな空のようす。雨模様。あまもやい。あめもよおし。あめもよい。

※匠材集（1597）三「雨もよひ 雨ふらんとする事也」

※黴（1911）〈徳田秋声〉九「暗い雲の垂下った雨催(アマモヨ)ひの宵であった」

あま‐もやい ‥もやひ【雨催】

〘名〙 ＝あまもよい（雨催）

※清元・梅柳中宵月（十六夜清心）（1859）「またもやくもる雨催(アマモヤ)ひ」

あめ‐もよい ‥もよひ【雨催】

〘名〙 ＝あまもよい（雨催）

※詞林三知抄（1532‐55頃）上「雨催 あめもよゐ 雨ふらんとする也」

出典　精選版 日本国語大辞典