風を望む(読み)ふうをのぞむ

精選版 日本国語大辞典 「風を望む」の意味・読み・例文・類語

ふう【風】 を 望(のぞ)

遠くから仰ぎ慕う。のぞみ慕う。
太平記(14C後)一「延喜天暦の跡を追れしかば、四海風(フウ)を望(ノゾン)で悦び」 〔魏志‐王粲伝〕
相手勢いをうかがいみる。また、おそれをなして服する。
経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後「亜階、周季諸域の小邦も風を望み威を恐れ」 〔阮籍‐為鄭沖勧晉王牋〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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