髭・鬚・髯(読み)ひげ

精選版 日本国語大辞典 「髭・鬚・髯」の意味・読み・例文・類語

ひげ【髭・鬚・髯】

〘名〙
① 口の周辺や頬にはえる毛。鼻下のものを髭(くちひげ)、顎(あご)のものを鬚(あごひげ)、頬のものを髯(ほおひげ)という。
書紀(720)神代上(兼方本訓)「乃ち、鬚髯(ヒケ)を抜きて散(あか)つ」
② 動物の口のあたりにはえる長い毛や毛状突起の通称。また、昆虫触角俗称
※天草本伊曾保(1593)狐と、野牛の事「ゴヘンノ ヲトガイニ アル figueno(ヒゲノ) カズホド、アタマニ チエガ アル ナラバ」
③ 陰毛をいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android