γ線照射装置(読み)ガンマせんしょうしゃそうち(その他表記)γ-ray irradiation facility

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「γ線照射装置」の意味・わかりやすい解説

γ線照射装置
ガンマせんしょうしゃそうち
γ-ray irradiation facility

医療非破壊検査,生物実験などを目的に大量のγ線を照射するための装置。大量のγ線源が鉛またはコンクリートの遮蔽体に格納されており,用途により型と線源が異なっている。医療用のγ線照射装置は,線源としてコバルト 60を内蔵しているので,コバルト照射装置ともいう。非破壊検査用照射装置は,3.7× 10 11Bq (ベクレル) 程度のイリジウム 192またはコバルト 60を内蔵している。この線源が自由に曲げることのできる管の先端へ繰り出してくるようになっているものが多い。物質照射用は,物質の性能向上のためにγ線を照射するものであって,用途によって,コバルト 60を 3.7× 10 11 ~10 14Bq 程度内蔵のものまである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む