π-ダイヤグラム(読み)パイダイヤグラム

最新 地学事典 「π-ダイヤグラム」の解説

パイダイヤグラム
π-ダイヤグラム

π-diagram

野外におけるS面の方向から統計的に構造軸を求めるのに用いられるダイヤグラム。B.Sander(1942)が初めて使用。構造的に十分均一な領域において,特定のS面(ふつう層面片理面)について多数(ふつう数十以上)の走向傾斜を測定し,それぞれの垂線方向(S極)を下向きに等面積投影法によりシュミットネットを用いて投影する。それぞれの点をπ(またはπ極)といい,多数のπの分布大円ガードルを示す場合,πの分布に最も適合するように大円(π円)を描き,その極(π軸)を求める。多数のS面はπ軸に関して統計的にトートゾーナル(tauto-zonal)な関係にある。S面の測定値が少ない場合にはβ-ダイヤグラムが用いられる。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 S極 小島

世界大百科事典(旧版)内のπ-ダイヤグラムの言及

【構造岩石学】より

…このようにトレースによって投影された面状構造の等積投影図をβダイヤグラムという。これに対して,同じ面状構造を表すのにその面の極(法線)の方位を用いると,その投影は点となり,これをπダイヤグラムと呼ぶ。一般にはπダイヤグラムがよく用いられる。…

※「π-ダイヤグラム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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