走向(読み)ソウコウ

百科事典マイペディアの解説

走向【そうこう】

地層の層理面や火成岩の節理面,変成岩の片理面,断層面等と水平面との交線の方向。両者のなす角を傾斜といい,たとえば地層の位置と方向は走向と傾斜とによって決定される。走向と傾斜の測定は地質調査の基礎となる。
→関連項目クリノメーター

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岩石学辞典の解説

走向

傾斜した地層面上で水平な線の方向.傾斜(dip)とは直角である[Lyell : 1835].

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大辞林 第三版の解説

そうこう【走向】

傾いた地層面・断層面などと水平面とが交わる直線の方向。クリノメータで計測する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

走向
そうこう
strike

地層の層理面や断層面などの面と水平面との交線の方向。一方、それらの面の最大傾斜角を単に傾斜というが、その際傾斜する向きも示さなければならない。これら走向と傾斜という二つの独立な量によって、層理面や断層面の姿勢は一義的に表現される。走向の表現方法としては、北から東または西に振れる角度によって、たとえば「N20゜E」や「N30゜W」と表記されるのが一般的である。[伊藤谷生・村田明広]

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精選版 日本国語大辞典の解説

そう‐こう ‥カウ【走向】

〘名〙 傾斜している地層面と水平面が交わってできる直線の方向。岩脈・断層・節理などについても用いられる。〔英和和英地学字彙(1914)〕

はしり‐むか・う ‥むかふ【走向】

〘自ハ四〙 あるもののところへ、走って出て行く。また、あるものに向かって走る。
※発心集(1216頃か)五「走(ハシ)り向(ムカヒ)て、牛をしばし留て」

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世界大百科事典内の走向の言及

【断層】より

…断層面と地表面の交線を断層線と呼ぶ。断層面と水平面の交線の方向を断層の走向といい,断層面と水平面のなす角度を断層の傾斜という。また断層面に沿って両側が移動した距離を変位量または移動という。…

※「走向」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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