20世紀西洋人名事典 「アイリスマードック」の解説
アイリス マードック
Iris Murdock
1919.7.15 -
英国の小説家。
ダブリン生まれ。
別名Jean Iris Murdoch。
オックスフォード大学卒業後、ケンブリッジ大学で哲学を専攻し、1948年オックスフォード大学で哲学を教える。’53年「サルトル」を発表し、次いで、「網の中」(’54年)で有望な新進作家として注目を集める。さらに「砂の城」(’57年)や「鐘」(’58年)で作家としての地位を確立、「切られた首」(’62年)では商業的に大成功を収め、’78年「海よ、海よ」でブッカー賞を受賞する。ほとんど毎年水準以上の作品を執筆し続けるもっとも力のある作家である。批評家で作家のジョン・ベイリーの妻である。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報