アウサンガテ山(読み)アウサンガテサン

デジタル大辞泉 「アウサンガテ山」の意味・読み・例文・類語

アウサンガテ‐さん【アウサンガテ山】

Ausangate南アメリカペルー南東部にあるビルカノタ山脈の最高峰。標高6394メートル。クスコの南東約85キロメートルに位置する。インカ帝国時代の行事に由来する祭りコイヨリッティが行われることで知られ、5月下旬から6月頃に多くの巡礼者が訪れる。

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精選版 日本国語大辞典 「アウサンガテ山」の意味・読み・例文・類語

アウサンガテ‐さん【アウサンガテ山】

  1. ( アウサンガテはAuzangate ) 南アメリカ、ペルー南東部の山。インカ帝国の古都クスコの東南東に位置し、ビルカノタ山群にある。クスコの守護神アオキが住むといわれる。最高峰六三八四メートル。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「アウサンガテ山」の意味・わかりやすい解説

アウサンガテ山
あうさんがてさん
Nevado Ausangate

南アメリカ、ペルー南東部、アンデス山系コルディエラ・オリエンタル山脈中の高峰。標高6394メートル。アルティプラノ高原の北縁をなすカラバヤ山脈の北方延長に位置する。先カンブリア時代の変成岩類よりなる。ウルバンバ川上流、ビルカノータ川の深い谷を隔てた西北西85キロメートルには、ペルー・アンデスの中心都市クスコがある。付近の雪線高度はペルー北部より高く、5800メートル程度である。

[松本栄次]

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