改訂新版 世界大百科事典 「アキバ」の意味・わかりやすい解説 アキバAkiba ben Joseph生没年:50ころ-135 ユダヤ出身の著名なラビ。成人するまで無学であったが,妻の影響の下に律法研究を始め,当代随一の学者になった。律法の一文字一文字の背後に神秘的な意味を見いだす研究方法が,彼の学風の特徴。口伝法規(ハラハー)の組織的な収集整理をして,2世紀末に成立したミシュナ(タルムード)の準備をした。ローマ帝国の支配に対するバル・コホバの反乱を支持し,禁止された律法教育を公然と行ったため,捕らえられ殉教した。執筆者:石田 友雄 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by