アキバ(その他表記)Akiba ben Joseph

改訂新版 世界大百科事典 「アキバ」の意味・わかりやすい解説

アキバ
Akiba ben Joseph
生没年:50ころ-135

ユダヤ出身の著名なラビ。成人するまで無学であったが,妻の影響の下に律法研究を始め,当代随一の学者になった。律法の一文字一文字の背後に神秘的な意味を見いだす研究方法が,彼の学風の特徴。口伝法規(ハラハー)の組織的な収集整理をして,2世紀末に成立したミシュナタルムード)の準備をした。ローマ帝国支配に対するバル・コホバ反乱を支持し,禁止された律法教育を公然と行ったため,捕らえられ殉教した。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 石田

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む