アグラハス海流(その他表記)Agulhas Current

海の事典 「アグラハス海流」の解説

アグラハス海流

インド洋の南半球亜熱帯循環の西縁を構成する強大な海流モザンビーク海峡を通る部分をモザンビーク海流とも呼ぶ。海峡を抜けた後、沖合いの流れも合わせ て、海岸沿いにアフリカ南端のアグラハス岬に達する。アフリカ南端で流向を南へ変え、大部分の水は東に転じて南極海流の一部を構成する。一部は大西洋に入 りアフリカ西岸沿いに北上するベンゲラ海流に合流する。アフリカ南端付近での海況は非常に変動性に富み、大小の渦が常に存在している。 (永田

出典 (財)日本水路協会 海洋情報研究センター海の事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android