大学事典 「アジア学長会議」の解説
アジア学長会議
アジアがくちょうかいぎ
「アジア地域の主要な大学の間において,教育・研究分野,産学連携,大学運営,教職員や学生の交流推進等について意見交換を行うことにより,ネットワーク形成等新たな協力関係を構築することを目的」として開催されている国際会議。九州大学の呼びかけによって始まり,会議は2000年から2011年までに九州大学,韓国の釜山大学校,タイのチュラロンコン大学,タマサート大学,マヒドン大学,中国の上海交通大学,国立台湾大学,インドネシア大学において計8回開催されている。これまでの会議では産官学連携,生涯教育,社会貢献,遠隔教育,質保証,大学経営,大学連携等について,アジアの大学の役割や今後の取組み方針が検討された。会議を通して,参加大学が共同で利用し情報発信,共同研究,相互交流等ができるよう3ヵ所の海外拠点事務所が設置され,新たな学生交流事業の立上げにも成功している。
著者: 堀田泰司
出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報