アジア欧州首脳会議(読み)アジアおうしゅうしゅのうかいぎ(その他表記)Asia-Europe Meeting; ASEM

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アジア欧州首脳会議」の意味・わかりやすい解説

アジア欧州首脳会議
アジアおうしゅうしゅのうかいぎ
Asia-Europe Meeting; ASEM

アジア諸国とヨーロッパ各国が対等な立場で,貿易,経済,安全保障など幅広い分野について協議するための首脳・閣僚級会議。第1回会議は 1996年3月,東南アジア諸国連合 ASEAN7ヵ国に日本,韓国,中国,さらにヨーロッパ連合 EU15ヵ国の首脳およびヨーロッパ委員会の代表を集め,タイのバンコクで開催された。会議では両地域間における相互投資促進のための行動計画の策定,民間協力推進のためのビジネスフォーラムの発足などが決められた。この会議は同時に,ASEANの主導権を強め,アメリカを牽制するねらいもあった。 97年9月には,千葉県幕張で第1回経済閣僚会議が開かれ,相互貿易の円滑化と投資の促進に向けた話合いがなされた。第2回会議は 98年にロンドンで,第3回会議は,2000年にソウルで開催された。

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