アジ化銀(読み)アジカギン

化学辞典 第2版 「アジ化銀」の解説

アジ化銀
アジカギン
silver azide

AgN3(149.89).希アンモニア水溶液中で硝酸銀アジ化ナトリウムとを反応させると得られる.無色の斜方晶系結晶.密度4.81 g cm-3.融点252 ℃.水に不溶.300 ℃ 以上に加熱したり,光照射,打撃などにより爆発する.起爆剤として用いられる.[CAS 13863-88-2]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android