アスプロモンテ山(読み)あすぷろもんてさん(その他表記)Aspromonte

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アスプロモンテ山」の意味・わかりやすい解説

アスプロモンテ山
あすぷろもんてさん
Aspromonte

イタリア南部、カラブリア・アペニン山脈南端の山塊。面積は約1650平方キロメートルで、最高峰は標高1956メートルのモンタルト山。冬の降水量は多いが、夏は著しく乾燥する。山が海岸近くまで迫り、山麓(さんろく)の平地斜面では柑橘(かんきつ)類、香油用のベルガモットブドウオリーブなどが栽培される。イタリア王国建設の翌1862年8月この地でガリバルディの率いる義勇隊と政府軍との衝突事件が起こった。彼は負傷し、一時投獄された。地震多発地。

[堺 憲一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む