アスプ

デジタル大辞泉 「アスプ」の意味・読み・例文・類語

アスプ(asp)

エジプト・リビア地方にすむコブラ科の毒ヘビ一種エジプトコブラ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「アスプ」の意味・読み・例文・類語

アスプ

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] asp )
  2. コブラ科の毒ヘビの一種。アフリカに広く分布する。全長一・五~二・四メートルに達する。クレオパトラはこれにかまれたといわれる。エジプトコブラ。アスプコブラ。
  3. ヨーロッパ産のクサリヘビ科の毒ヘビの一種。全長七〇センチメートルに達する。アスプクサリヘビ

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のアスプの言及

【コブラ】より

… 有名なインドコブラの“コブラ踊”は,コブラが笛の音につれて“踊る”ものでなく(ヘビは音がほとんど聞こえない),彼らの威嚇行動をうまく利用したショーである。物語に登場するコブラでは,エジプトの女王クレオパトラの死にまつわるアスプaspが有名で,女王は毒蛇アスプにみずからの豊かな胸をかませて命を断ったともいわれている。現在ではアスプと呼ばれるのはクサリヘビ属のアスプクサリヘビVipera aspisであり,クレオパトラが用いたとされるエジプトコブラではない。…

※「アスプ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android