アットマリ(読み)あつとまり

日本歴史地名大系 「アットマリ」の解説

アットマリ
あつとまり

漢字表記地名「厚泊」のもととなったアイヌ語に由来する地名。「アツトマリ」(東海参譚・観国録)と記されることが多い。遠山・村垣「西蝦夷日記」ではアットマリ、ノブカなどに「漁小屋蝦夷屋数多」くあるという。「蝦夷日誌」(二編)に「二八小屋、番屋、夷人小屋有。図合懸り澗よろし」とある。「廻浦日記」に「出稼小屋十一軒(中略)往昔夷家三軒有しと。今はなし。番屋一軒梁五間、桁七間、雑くら一棟梁三間、桁六間稲荷の社一棟梁九尺、桁二間有。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android