あっぷあっぷ(読み)アップアップ

デジタル大辞泉 「あっぷあっぷ」の意味・読み・例文・類語

あっぷ‐あっぷ

[副](スル)
水におぼれて苦しんでいるさま。「深みあっぷあっぷともがく」
物事がうまくいかないでひどく苦しんでいるさま。「不景気であっぷあっぷしている」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「あっぷあっぷ」の意味・読み・例文・類語

あっぷ‐あっぷ

  1. 〘 副詞 〙 水に溺れて苦しむさまを表わす語。あぶあぶ。転じて、困難に苦しむさまにもいう。
    1. [初出の実例]「ばばはさかさに川へ釣(つる)され、頭(かしら)水中に入て水をくらひ、あっぷあっぷとするを」(出典滑稽本・旧観帖(1805‐09)三)
    2. 「人間諸悪にあっぷあっぷしながら」(出典:われら戦友たち(1973)〈柴田翔〉序)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android