20世紀西洋人名事典 「アドルフォサルコリ」の解説
アドルフォ サルコリ
Adolfo Sarcoli
1872 - 1936.3.12
イタリアのテノール歌手。
シエナ生まれ。
イタリア各地でオペラ出演し、名ソプラノのテトラッツィーニの相手役も務める。1911年東洋楽旅中、中国動乱を避けて来日し、東京に住み、同年帝国劇場で三浦環と「カヴァレリア・ルスティカーナ」を抄演し、以後演奏会に出演する。イタリア・オペラの名曲とベル・カント唱法を伝え、日本の声楽界に貢献する。門下から原信子や関屋敏子らを出す。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報