現代外国人名録2016 「アドルフムシュク」の解説
アドルフ ムシュク
Adolf Muschg
- 職業・肩書
- 作家,批評家,ドイツ文学者 元チューリヒ工科大学教授
- 国籍
- スイス
- 生年月日
- 1934年5月13日
- 出生地
- チューリヒ州Zollikon
- 資格
- ベルリン科学芸術アカデミー会員〔1999年〕
- 受賞
- ヘルマン・ヘッセ賞,ビュヒナー賞〔1994年〕
- 経歴
- 父は小学校教師。チューリヒとケンブリッジでドイツ文学、英文学、心理学を修めた。ドイツ文学者として教職に就き、1962年より2年間、日本に滞在して国際基督教大学で講師を務めた経験を持ち、アメリカやドイツでも教鞭を執った。’70〜99年チューリヒ工科大学ドイツ文学教授。’99年ベルリン科学芸術アカデミー会員、2003〜2005年同会長。作家としてのデビュー作は日本におけるスイス人の体験を扱った小説「兎の夏」(1965年)。他に中国を舞台にした長編「バイユーン」(’80年)、短編集「恋物語」(’72年)、戯曲などを手がけ、現代スイス文学を代表する作家として活躍。アイロニーに満ち、伝統的で、しかも華麗な文体が作品の特徴とされる。’80年代には文芸評論でも活躍。妻は日本人で、’86年以降たびたび来日。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報