あな‐め
- [ 1 ] 〘 連語 〙 ( 小野小町の髑髏(どくろ)の目に薄(すすき)が生え、「あなめあなめ」と言ったという伝説から ) ああ目が痛い。また、ああたえがたい。あやにくだ。
- [初出の実例]「秋風の吹くたびごとにあなめあなめ小野とはなくし(てカ)薄おひけり」(出典:小町集(9C後か))
- [ 2 ] 〘 名詞 〙 ( 穴目に通じさせて ) 穴。
- [初出の実例]「身は野晒しのしゃれかうべあなめあなめに生えかかる、その餠草に人知れず」(出典:歌舞伎・浮世柄比翼稲妻(鞘当)(1823)大詰)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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