髑髏(読み)サレコウベ

  • ×髑×髏
  • されこうべ ‥かうべ
  • されこうべ〔かうべ〕
  • しゃりこうべ ‥かうべ
  • しゃりこうべ〔かうべ〕
  • しゃれこうべ ‥かうべ
  • しゃれこうべ〔かうべ〕
  • どくろ
  • 髑=髏

世界大百科事典 第2版の解説

野辺にさらされた人の頭蓋骨のことで,〈されこうべ〉〈しゃれこうべ〉(曝頭,曝首の字をあてる),〈野晒(のざらし)〉などともいう。先史時代の遺跡から発見される人類の骨のうち,頭蓋骨とその一部の数は他の骨の数よりも多いことから,頭部ないしどくろが早くから人類の文化に特殊な役割をもっていたことが推論されている。食人の習慣があってどくろを特定の場所に捨てたから今も多く見つかるのだとする説や,特に脳髄を食べた後にどくろを呪術の対象として保存する風習があったためとする説などがある。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 風雨にさらされて白っぽくなった頭骨。しゃれこうべ。しゃりこうべ。どくろ。のざらし。〔いろは字(1559)〕
※浮世草子・本朝桜陰比事(1689)四「錠前を明させて御覧なされけるに、年ひさしき瀑首(サレカウベ)五つ女の黒髪入乱れし」
〘名〙 =しゃれこうべ(髑髏)〔文明本節用集(室町中)〕
※浄瑠璃・碁盤太平記(1710)「あのなま首がしゃりかうべに成迄も」
〘名〙
① 風雨にさらされて肉の落ちた頭骨。しゃりこうべ。されこうべ。どくろ。
※平家(13C前)七「しゃれかうべに玄房といふ銘をかいて」
② 骨ばかりで、肉がないので、肉け(憎け)がない、のしゃれ。
※洒落本・廓中掃除雑編(1777)「此女郎はしゃれかうへのやうな女郎だといひなんす」
〘名〙 風雨にさらされてしらけた頭骨。されこうべ。
※続日本後紀‐承和九年(842)一〇月甲戌「令斂嶋田及鴨河原等髑髏、惣五千五百余頭」 〔荘子‐至楽〕

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