アナログ-デジタル変換器(読み)アナログデジタルへんかんき(英語表記)analog to digital converter

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

アナログ-デジタル変換器
アナログデジタルへんかんき
analog to digital converter

連続量で表されるアナログ信号を入力し,対応する離散量で表すデジタル信号に変換して出力する変換器AD変換器ADCともいう。逆にデジタル信号を入力し,アナログ量を出力するものをデジタル-アナログ変換器という。実際には,位置,温度圧力,流量などの測定量をアナログ電圧信号に変換したのち,さらにデジタル信号に変換し,制御用のデジタルコンピュータに入力する場合が多い。変換法としては,入力電圧をいくつかの基準電圧と比較する逐次比較型,入力電圧に比例した時間幅だけ定周期のパルスを計数する計数型などがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android