日本大百科全書(ニッポニカ) 「アナログ量」の意味・わかりやすい解説 アナログ量あなろぐりょう 連続的な物理量をもって数値を表すことをいう。「アナログ」とはギリシア語のanalogia(相似を意味する)からきたことばで、大きさが連続的に変化して、いくらでもその中間の値をとることのできるような量をいい、長さ、電流、抵抗などの一般の物理量がこれに相当する。アナログ計器では、指針の移動による目盛りによって量の値を表す。また、アナログコンピュータでは、電子回路の電圧または電流によって数学上の問題の解を得ている。これに対し、ある一定量の単位が何個集まったかを数えていくような離散的な量(たとえば自然数を数えるような場合)をデジタル量という。[小野勝章][参照項目] | デジタル量 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例