現代外国人名録2016 「アニエスヴァルダ」の解説
アニエス ヴァルダ
Agnès Varda
- 職業・肩書
- 映画監督,脚本家,写真家
- 国籍
- フランス
- 生年月日
- 1928年5月30日
- 出生地
- ベルギー・ブリュッセル
- 学歴
- ソルボンヌ大学,エコール・ドュ・ルーヴル
- 勲章褒章
- レジオン・ド・ヌール勲章シュバリエ章, メリット国家勲章グラン・オフィシエ章
- 受賞
- ルイ・デリュック賞〔1966年〕「幸福」,タオルミナ国際映画祭グランプリ(イタリア)〔1977年〕「歌う女、歌わない女」,芸術祭賞優秀賞(日本,1978年度)「歌う女、歌わない女」,ベネチア国際映画祭金獅子賞・国際カトリック映画事務局賞(第42回)〔1985年〕「冬の旅」,ベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員特別賞,第15回)〔1965年〕「幸福」,セザール賞名誉賞〔2001年〕,ベネチア国際映画祭監督ばんざい!賞(第65回)〔2008年〕
- 経歴
- 父はギリシャ人、母はフランス人。戦後パリで大学入学資格と文学士号を取得。フランス国立民衆劇場(TNP)の専属写真家として注目された。その後映画界に入り、1954年アラン・レネらとともに発表した実験的長編映画「La Pointe Courte」はヌーベルバーグの先駆的作品となる。’65年「幸福(しあわせ)」でルイ・デリュック賞を受賞、評価を決定づける。’77年には自身で製作、脚本、監督など6役を務めた作品「歌う女、歌わない女」(’76年)がイタリアのタオルミナ国際映画祭でグランプリを受賞。’85年「冬の旅」でベネチア国際映画祭金獅子賞を獲得。2000年デジタルビデオを使ったドキュメンタリー「落穂拾い」を発表。他の作品に「5時から7時までのクレオ」(1961年)、「カンフー・マスター」(’87年)、「アニエス・vによるジェーン・b」(’88年)、「ジャック・ドゥミの少年期」(’91年)、映画100年を記念して製作された「百一夜」(’95年)、「アニエスの浜辺」(2008年)など。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報