アビシニアン種(その他表記)Abyssinian

改訂新版 世界大百科事典 「アビシニアン種」の意味・わかりやすい解説

アビシニアン[種]
Abyssinian

世界で最も古い品種のイエ(家)ネコ。短毛種で,原産地エチオピア体格は特に規定はないが,あまり大きくないほうがよく,日本ネコくらいである。体は筋肉質,スマートで,長い尾をもつ。目は大きくアーモンド形で,金色青色,または淡褐色。短い被毛は毛根の側から黄褐色煉瓦色先端は黒色か暗褐色の〈まじり色〉といわれる横縞模様などが特徴である。配列中央の煉瓦色が明るいと,体全体が橙色にみえて美しい。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 一木

世界大百科事典(旧版)内のアビシニアン種の言及

【ネコ(猫)】より

…毛色はブルーで虹彩は緑色,体と顔は細い),シャムネコ(イラスト)(シャム。毛色は灰褐色で顔,四肢,尾が暗色,体が細く顔は三角形),アビシニアン(イラスト)(毛色は黄褐色で毛の基部は黄赤褐色,体は細く,顔は三角形で頭を高く保ち,古代エジプトのネコによく似ている),セーブル(アメリカではビルマと呼ぶことがある。毛はチョコレート色で光沢があり,虹彩は緑色)などのように,毛色がほとんど一定しているものと,ヨーロッパネコ(頭が丸く左右の耳の間が広い。…

※「アビシニアン種」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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