煉瓦色(読み)レンガイロ

デジタル大辞泉 「煉瓦色」の意味・読み・例文・類語

れんが‐いろ〔レングワ‐〕【×煉瓦色】

煉瓦のような色。赤みの強い茶色。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「煉瓦色」の意味・読み・例文・類語

れんが‐いろレングヮ‥【煉瓦色】

  1. 〘 名詞 〙 赤れんがに似た赤茶色。
    1. [初出の実例]「甲虫で頭が黒くて羽の煉瓦色をしてゐるのも二三匹見かけた」(出典:小浅間(1935)〈寺田寅彦〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

色名がわかる辞典 「煉瓦色」の解説

れんがいろ【煉瓦色】

色名の一つ。JISの色彩規格では「暗い黄赤」としている。一般に、赤レンガのような明るい茶色のこと。レンガは砂や粘土などを練って成形し焼いたもので、建築土木材料原料によってさまざまな色となるが、赤くなるのは鉄分による。明治時代になって急速に普及し、文明開化象徴ともなった。有名な横浜の赤煉瓦倉庫は明治後期の建築である。東京駅は大正時代。「伝統色」ではないが、レトロなイメージがあり郷愁をさそう色名。

出典 講談社色名がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android