金色(読み)きんいろ

色名がわかる辞典の解説

きんいろ【金色】

色名の一つ。黄金こがね色ともいう。英名はゴールド(gold)。JISの色彩規格に含まれるが、文章表現による定義はされていない。一般に、金属ののような輝きをもった色のこと。金は元素記号Au、原子番号79の希少金属で、貨幣や宝飾品として用いられるほか、金箔などに薄く延ばして装飾に用いる。漆工芸蒔絵まきえでは金粉を散らす。金色を4色印刷に用いるシアンマゼンタイエローブラックで正確に表すことはできないが、写真で撮影した金による造形物は撮影技術と印刷技術が優れていれば近い色が出せる。より正確に金色を表現したいときは金色のインクを使う。表紙のタイトルなどには金箔、または金箔に見える素材を使って箔押しをすることがある。

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デジタル大辞泉の解説

かな‐いろ【金色】

金属の色。
金めっき、または、真鍮(しんちゅう)製の銚子や提子(ひさげ)。〈易林本節用集

きん‐いろ【金色】

金のような輝きのある黄色。こがねいろ。こんじき。「金色穂波

きん‐しょく【金色】

きんいろ。

こん‐じき【金色】

黄金の色。きんいろ。

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大辞林 第三版の解説

かないろ【金色】

金属の色。 身共が刀と焼刃、-、寸分違はぬ希代の業物/歌舞伎・浮世柄
真鍮しんちゆうまたはスズ製の提子ひさげ此の-なは酒ではないか/浄瑠璃・持統天皇

きんいろ【金色】

金のような色。こがね色。こんじき。

こんじき【金色】

黄金の色。金色きんいろ

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

きん‐いろ【金色】

〘名〙 金のような光沢のある美しい黄色。黄金色(こがねいろ)。山吹色。こんじき。きんしょく。きん。
※当世文学通(1889)〈内田魯庵〉「汚れた縮緬の帯にはにっけるの鎖をだらしなく巻き、金色の龍頭は仄かに見(あら)はれて灼鑠たり」

きん‐しょく【金色】

〘名〙
※本朝文粋(1060頃)一一・寒菊戴霜抽詩序〈大江朝綱〉「触碧欄而動其蘂也。疑金色之洗一レ塩」
※暑中休暇(1892)〈巖谷小波〉四「其梢にのみ旭日を迎へ、僅に金色(キンショク)を彩れば」 〔老子内伝〕
② 明るく元気な顔。
日葡辞書(1603‐04)「ヲモテニ qinxocuno(キンショクノ) マジワリヲ ムスビ ココロニ ゼヒノ ハリヲ ツカウ」

こん‐じき【金色】

〘名〙 (「こん」「じき」はそれぞれ「金」「色」の呉音)
① 黄金の色。こがねいろ。きんいろ。きんしょく。
※観智院本三宝絵(984)中「ゆめに金色の僧ありて」
※高野本平家(13C前)二「彼の如来と申すは〈略〉つねは金色(コンジキ)の光をはなたせましましければ」 〔水経注‐穀水〕
② 仏身の色。また、浄土に往生したものの身の色。
※宇津保(970‐999頃)菊の宴「思ふ事なし給へらば、黄金の堂建てん。こんじきの御像(かた)あらはし奉らむ」 〔最勝王経‐五〕

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