アフタバーナ(その他表記)afterburner

翻訳|afterburner

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アフタバーナ」の意味・わかりやすい解説

アフタバーナ
afterburner

自動車,ジェット推進機関などの排気ガス燃焼装置。自動車の場合は主として排気ガス中の一酸化炭素炭化水素を酸化させて排気ガスを浄化するために用い,エンジンの燃焼室から出る排気ガスを直接燃焼させるものであるが,現在はあまり使われていない。ジェット推進機関の場合では,タービンから出た排気ガス中に燃料を噴射して燃焼させることにより一時的に出力を増大させるために用いられる。離陸時で最大 40%,高速飛行の場合にはさらに大きな割合推力を増すことができる。機関重量はそれほどふえないが,アフタバーナ作動時における燃料消費の増加は顕著である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android