燃焼室(読み)ネンショウシツ(その他表記)combustion chamber

デジタル大辞泉 「燃焼室」の意味・読み・例文・類語

ねんしょう‐しつ〔ネンセウ‐〕【燃焼室】

ボイラー・炉や内燃機関などで、燃料燃焼させる所。

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精選版 日本国語大辞典 「燃焼室」の意味・読み・例文・類語

ねんしょう‐しつネンセウ‥【燃焼室】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ボイラーや加熱炉等で燃料を燃やす部屋。〔工学字彙(1886)〕
  3. 内燃機関で混合ガスを燃焼させる所。〔自動車読本(1947)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「燃焼室」の意味・わかりやすい解説

燃焼室
ねんしょうしつ
combustion chamber

一般には内燃機関で燃料が燃焼する室のことをいう。ボイラや加熱器の燃料を燃やすところも燃焼室と呼ばれる。前者を火炉 furnace,後者燃焼器 combustorと呼ぶ。ディーゼル機関の燃焼室はシリンダヘッドとピストン頂部とシリンダ側壁などの一部によって囲まれた部分を主燃焼室といい,主燃焼室以外にこれと連通する別室をシリンダヘッドやピストン頂部,またはシリンダの一部に設ける場合もあり,これを副室という。ガソリン機関の場合もこれとだいたい似ているが,燃焼室の形は弁の位置によって頭上弁式,L型,F型などに分れている。このうち頭上弁式燃焼室は現在乗用車用4サイクル機関に広く用いられている。燃焼室の形状は燃焼と性能を左右する重要な設計因子である。

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