アフリカ社会主義(読み)アフリカしゃかいしゅぎ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アフリカ社会主義」の意味・わかりやすい解説

アフリカ社会主義
アフリカしゃかいしゅぎ

植民地化される以前のアフリカに存在していた共同土地所有制などの社会主義的伝統と,近代的テクノロジーを融合した社会主義。旧植民地宗主国の体制である資本主義と対峙することによって,精神的にも植民地脱却をはかる意義をもっていた。アフリカ社会主義にはタンザニアニエレレが実施した農業基盤としたウジャマー社会主義,セネガルサンゴールが主唱する社会主義的人道主義,ガーナエンクルマのアフリカ的マルクス主義など多様であった。しかし,現在は,アフリカ諸国の多くが部分的あるいは全面的に社会主義を放棄しつつある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む