アフリカ経済開発アラブ銀行(読み)あふりかけいざいかいはつあらぶぎんこう(その他表記)Arab Bank for Economic Development in Africa

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

アフリカ経済開発アラブ銀行
あふりかけいざいかいはつあらぶぎんこう
Arab Bank for Economic Development in Africa

略称ABEDA。アフリカの非アラブ諸国の経済開発に寄与し、アフリカとアラブ諸国との間の経済、金融、技術協力を助長することを目的とする地域金融機関。1973年11月アルジェリアのアルジェで開かれたアラブ連盟首脳会議で設立の合意をみ、1975年1月から業務を開始した。2001年6月現在、加盟国はアラブ18か国で、本部スーダンハルトゥームに置かれている。アラブの石油資金を開発プロジェクトに融資したり、技術援助や投資の奨励なども進めている。最近では、アラブとアフリカの貿易金融の活動も始めた。ほとんどのプロジェクトはOPEC(オペック)基金やイスラム開発基金などを含むアラブ援助機関や先進工業国、世界銀行などとの協調融資である。融資限度額は、1500万ドル以内またはプロジェクト総所要費用の50%を超えないと決められている。

[秋山憲治]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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