ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アブ・ベート・ディーン」の意味・わかりやすい解説 アブ・ベート・ディーンAb Beth Dîn 前3~2世紀のセレウコス朝下のパレスチナで,イスラエル共同体がつくった自治制度の一つ。原義は「裁きの家の父」の意。政治,経済を管理する長がナシ nasi (王) であるのに対して,宗教法と民法の長がアブ・ベート・ディーン (法廷の長) である。この二重の組織はのちにサンヘドリンに発展した。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by