…東アジアに15種ほどあるが,中国に3種あるだけで日本で著しく種分化が起こったものであり,分類の難しい群である。このうちオンツツジR.weyrichii Maxim.,ジングウツツジR.sanctum Nakai,アマギツツジR.amagianum Makinoは葉が十分に展開してから花を開く種類で,他のものが葉の伸びる前に花を開くのと異なる。後者のうちミツバツツジR.dilatatum Miq.は花梗や子房に腺毛が密生し,果実にも腺点があるのが特徴で,関東・東海地方の山地に分布するが,種類としては北海道から九州までの太平洋側に分布し,トサノミツバツツジやハヤトミツバツツジなどの変種がある。…
※「アマギツツジ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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