キンギョモ(読み)きんぎょも

日本大百科全書(ニッポニカ) 「キンギョモ」の意味・わかりやすい解説

キンギョモ
きんぎょも / 金魚藻

金魚鉢に入れる藻の俗称。アリノトウグサ科(APG分類:アリノトウグサ科)のホザキノフサモスイレン科(APG分類:ジュンサイ科)のハゴロモモマツモ科(APG分類:マツモ科)のマツモを俗にキンギョモと称している。

[編集部 2018年6月19日]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キンギョモ」の意味・わかりやすい解説

キンギョモ(金魚藻)
キンギョモ
Myriophyllum spicatum; hornwort

アリノトウグサ科の水生多年草。ホザキノフサモともいう。池,川などに生える。細かく羽状に裂けた無柄の葉が各節に4枚ずつ輪生する。5~10月に,3~8cmの穂状花序水面に出す。花柱上部雄花下部雌花が4個ずつ集って咲く。なお,このホザキノフサモとは別にマツモ科のマツモ Ceratophyllum demersumをキンギョモと呼ぶ場合も多い。どちらも金魚鉢に入れて眺めるためである。

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