アムニェマチェン山脈(読み)アムニェマチェンさんみゃく(その他表記)a mye rma chen; Anyémaqên shanmai

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アムニェマチェン山脈」の意味・わかりやすい解説

アムニェマチェン(阿尼瑪卿)山脈
アムニェマチェンさんみゃく
a mye rma chen; Anyémaqên shanmai

チーシー (積石) 山脈とも呼ばれる。中国西部,チンハイ (青海) 省の東部にある北西から南東方向の山脈。クンルン (崑崙) 山脈の支脈の一つで,標高 3000m以上のチベット (西蔵) 高原からさらにそびえ立つ。最高峰はマチェンカンリ (瑪卿崗日) 山で,標高 7160m。ホワン (黄) 河が南麓を東流し,東端で鋭く湾曲して北麓を北西流する。山麓には草原が広がり,牧畜が盛んで,特にホワン河の湾曲部一帯で産するホーチュイ (河曲) 馬は優良種として知られる。マチェンカンリ山はかつてヨーロッパの探検家たちから幻の高峰と呼ばれていた。

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