日本歴史地名大系 「あやめヶ原」の解説 あやめヶ原あやめがはら 北海道:釧路支庁厚岸町末広村あやめヶ原厚岸半島南部、末広(まびろ)のチンベにある景勝地。主要道道別海(べつかい)―厚岸線に沿う。ダケカンバの林を縫って南へ七〇〇メートルの散策路が延び、約一〇〇ヘクタールの原生花園が広がる。六月下旬から七月上旬にかけて約三〇万株のヒオウギアヤメが紫紺の花をつけ、草原を彩ることから命名された。そのほかにも五月から一〇月までエゾフウロ、マイヅルソウ、バイケイソウ、ハマナスなどの海浜植物が多く見られ、ハクサンチドリ、キクバクワガタなどの高山植物を含め一〇〇種以上の草花が咲く。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by