精選版 日本国語大辞典 「あらぬ」の意味・読み・例文・類語
あら‐ぬ
- 〘 連体詞 〙 ( 「あらず(不有)」の連体修飾用法が特殊化したもの )
- ① ( そうではないの意から ) そのものとは違った。別の。
- [初出の実例]「いとよくゑみたる顔のさし出でたるも、なほのりたかなめりとて見やりたれば、あらぬ顔なり」(出典:枕草子(10C終)四九)
- ② あたりまえのこととは違ったさまの。
春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...