日本大百科全書(ニッポニカ) 「アラバリ山脈」の意味・わかりやすい解説 アラバリ山脈あらばりさんみゃくAravali Range インド北西部、グジャラート州アーメダバード付近からラージャスターン州を横切りデリー南部に達する、延長約700キロメートルの褶曲(しゅうきょく)山地。主として先カンブリア系の片岩からなる古い山地で、開析が進んでいる。最高点は南西端にあるアブ山(1722メートル)で、平均して標高300~600メートルの部分が広く分布する。西のタール砂漠との気候的境界となっている。鉛、亜鉛、銀など地下資源も多い。[林 正久] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例