地下資源(読み)ちかしげん(英語表記)underground resources

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

地下資源
ちかしげん
underground resources

地下に存在している有用資源。地球生成以来,地殻の中で大規模な構造運動や火成活動が行われ,種々の金属・非金属元素が移動・分散・濃縮して,地殻の特定の場所に地下資源が生成された。このようにしてできたものには,金属・非金属鉱物地熱などがある。石炭石油天然ガスおよび一部の岩石は,動植物および土砂が2次的に堆積して生成した地下資源である。大気圏および地表を経て地下にたくわえられている水も重要な地下資源の一つである。地下資源は地域的偏在性があり,技術の発達と経済性によってその価値が変動し,その多くは有限であるが,工業原料として重要である。

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百科事典マイペディアの解説

地下資源【ちかしげん】

人間生活に有用な金属・非金属鉱石,石炭石油粘土,岩石などの総称。需要の増大にともない,枯渇が危惧される一方で,探査・採掘・精製技術の進歩により,地下深部のもの,低品位のものまで採取が可能となっている。またウランに見られるように,地下資源の利用は常に環境汚染の危険をともなっており,議論がなされている。→地球温暖化省エネルギーリサイクル運動
→関連項目資源

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世界大百科事典 第2版の解説

ちかしげん【地下資源】

われわれは自然界にあるいろいろなものを採取し,利用して生活している。われわれが自然に働きかけて採取し,利用するものはすべて資源であるが,そのなかで地下から得られる資源は地下資源と呼ばれる。その中には鉄鉱石や石炭などの鉱物資源,石油や地熱などのエネルギー資源(エネルギー資源には水力や石炭なども含まれ,また石油は鉱物資源といってもよい),地下水なども含まれる。ただし,地下水は水資源として,地表の水や極地の氷などとともに別の分類に入れるのが普通である。

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大辞林 第三版の解説

ちかしげん【地下資源】

地中に埋蔵されている鉱物などで、採掘されて人間生活に役立つもの。鉄鉱・ウラン鉱・石炭・石油など。

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精選版 日本国語大辞典の解説

ちか‐しげん【地下資源】

〘名〙 地下に埋蔵されている鉱産物などの資源。
※ある隷属国の悲劇(1955)〈中野好夫〉「従来ボリビアの地下資源は、ただ外国資本をして舌なめずりさせる」

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世界大百科事典内の地下資源の言及

【地層】より

…一方,マントルクリープによる地殻薄化と地溝形成も有力な考えである。
[地層と地下資源]
 地下資源の70%以上が地層中から産出する。石油・天然ガスおよび石炭などのエネルギー資源はすべて堆積性鉱床といい,地層中から産する。…

※「地下資源」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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