アラブボイコット(読み)アラブボイコット(その他表記)Arab boycott

デジタル大辞泉 「アラブボイコット」の意味・読み・例文・類語

アラブ‐ボイコット(Arab boycott)

アラブ連盟の所属国による対イスラエル経済制裁。イスラエルと交易のある外国企業をボイコットするなど、イスラエルの国力を間接的に弱体化させることを目的とし、連盟所属のボイコット委員会が作成する企業リストなどに基づいて行われる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アラブボイコット」の意味・わかりやすい解説

アラブ・ボイコット
アラブボイコット
Arab boycott

アラブ諸国による対イスラエル経済ボイコット。対イスラエル経済ボイコット (1次=1945年) ,イスラエルに関係する第三企業に対する経済ボイコット (2次=50年) ,2次ボイコット規制を受けた企業と関係のある第三企業に対する経済ボイコット (3次=54年) の3段階ある。参加アラブ諸国の利害から,規定は存在するが状況は不明。 1993年6月,クウェートのサバーハ外相が第1次以外のボイコットの放棄を表明したが,他のアラブ諸国の反応がはっきりしないうえ,湾岸戦争後,アメリカ,イスラエルからボイコット緩和への期待報道が先行し,ボイコットの全体情勢は混沌化している。

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