放棄(読み)ホウキ

デジタル大辞泉 「放棄」の意味・読み・例文・類語

ほう‐き〔ハウ‐〕【放棄/×抛棄】

[名](スル)
投げ捨ててかえりみないこと。「責任を―する」
自分権利資格などを捨てて行使しないこと。「権利を―する」
[類語]遺棄放擲棄権廃止撤廃解消撤回廃棄破棄全廃廃する

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「放棄」の意味・読み・例文・類語

ほう‐きハウ‥【放棄・抛棄】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 投げ捨てること。捨てて置くこと。捨ててかえりみないこと。放擲(ほうてき)。放置。
    1. [初出の実例]「人情を抛棄(ホウキ)せんとすれば」(出典:内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉一二)
    2. [その他の文献]〔史記‐楽書〕
  3. 自分の権利・資格・利益を捨てて行使しないこと。〔改訂増補哲学字彙(1884)〕
    1. [初出の実例]「一身の利益を放棄せねばなるまい」(出典:雪中梅(1886)〈末広鉄腸〉上)

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